コーヒーインストラクター2級の資格を持っている私ですが、実はコーヒーが苦手だったんです。
コーヒーを飲んでる大人がカッコよく見えて、飲めるようになりたいな〜と思い色々試していたら、美味しい!と思えるコーヒーに出会い、飲めるものも増えてきました。
私のようにコーヒーが苦手な方や、家で淹れると美味しくないなと感じている方は、自分に合ったコーヒーに出会っていないだけかもしれません!
今回はこういった私の経験から、自分に合うコーヒーを見つけるポイントをご紹介します。
かっこいいコーヒーライフを始めてみたい方、また過去の私のようにコーヒーを克服したいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
①コーヒーの何が好きor苦手なのか分析する
コーヒーのどこが好きですか?
もしくは、どこが嫌いですか?
コーヒーは産地や焙煎方法、ブレンドの仕方によって香りや味が全然違ってきます。
まず何が好きなのか、もしくは苦手かを理解することで、自分が思い描く美味しいコーヒーとマッチングしやすくなるのです。
味で言うと、大きくは苦味系と酸味系で分けられます。
私の場合、強い苦味が苦手で、砂糖やミルクをたくさん入れれば飲めました。香りは芳ばしくても甘めでも好きです。
ラテにアレンジして飲む、というのももちろんオッケー!
コーヒーは嗜好品。ブラックじゃなきゃ〜って通な感じで言われることもありますが、自分が美味しく飲めればそれでいいのです。
案外コーヒーを勉強している人ほど、アレンジすることに寛容ですよ!
ブラックで飲みたい方は、豆選びや淹れ方で苦味も酸味も軽減できます!
次のポイントもご覧ください。
②豆の選び方
さて自分の好みを知ったところで、豆を選びましょう。
苦味が少ない、もしくは酸味系の豆がおすすめ!
酸味が少ない、もしくは苦味系の豆がおすすめ!
あくまでも、例に挙げた豆は参考程度に。
なぜなら、酸味が特徴の豆でも、深く煎れば苦味や香ばしさが増します。
販売店ごとに特色がありますので、店頭に出ている指標を参考にしてください。
1番良いのは、店員さんに聞くことです。
①で分析したポイントを伝えて、最適な豆を選んでもらうのが早いでしょう。
人それぞれ味覚は違うため、「おすすめ」や「人気」「高級」な豆を選ぶのではなく、しっかりと自分の好みを伝えて選んでもらうことが大切です!
③鮮度
おいしいコーヒー=鮮度がいいコーヒー、といっても過言ではありません。
コーヒーって賞味期限があってないようなものに思いがちですが、焙煎から日が経つとどんどん酸化していきます。
酸味やえぐみが出たり、風味が損なわれます。
また、コーヒー豆は挽くと表面積が増え、さらに酸化が加速します。
飲みやすいコーヒーを目指すなら、自家焙煎や、鮮度管理の徹底を謳っている販売店で購入すること、
そして挽いたものは1〜2週間以内に飲み切れる分量を目安に購入してください。
ミルを購入する余裕がある場合は、豆で買うのがベストです。
豆なら1ヶ月分ぐらいを購入するのをおすすめします。
お近くにそう言ったお店がない場合は、出来るだけ少量パックで、かつ鮮度を保つ専用の保存袋で販売されているものを選ぶといいと思います。
賞味期限が長いかどうかも目安になります。
※今回購入してみたUCC ROAST MASTER マイルド(粉)。酸化を防ぎ鮮度を保つ袋が使用されています。
やはり挽きたてと比較すると劣りますが、鮮度がいいことの証明でもある、お湯を入れた時の粉の膨らみが多少ですが見られました。
④器具の選び方
コーヒーを淹れるには器具が必要です。器具によっても味が変わりますので色々試すといいのですが、初心者ではなかなかすべてに手を出せませんよね。
簡単に特色を挙げますので、参考にしてみてください。
- コーヒーメーカー
(機種にもよるが)味が安定、えぐみが出やすい、保温機能で煮詰まり味が変わってしまう場合も - ハンドドリップ
スッキリした味、えぐみが出にくい、味は安定しにくいが、自分好みに調整できる自由度が高い - エスプレッソ
苦味・コクがでやすい、味が凝縮されたイメージ - フレンチプレス
コクが出やすい、まろやかさ(コーヒーアロマ、オイル感)、重め、簡単に安定した味を淹れられる - サイフォン
苦味が強く出る、少しクリア、熱々で飲める
「コーヒーのある生活」と聞いて思い浮かべるのは、ハンドドリップではないでしょうか?
今回は、ハンドドリップでの味のコントロールの仕方を簡単にご紹介いたします。
ポイントを押さえて練習を重ねれば、好みの味にグッと近づくはずです。
⑤淹れ方、ハンドドリップの場合(粗さ・湯温)
ハンドドリップでは中挽きが最適とされますが、細かくすればするほど、味が出やすく苦味も強くなります。
そのため、苦味が苦手な方は荒目がいいでしょう。
コーヒー抽出の適温は、95度前後とされています。
沸騰したてのお湯ではえぐみ、渋みが出ますので、沸騰後一息おくのが基本です。
ヤカンから細口ポットに移し替える時にも冷めるので、別にポットを用意するのもおすすめです。
高い温度で淹れると苦味が、低い温度で淹れると酸味が出やすいです。
苦味や渋味が苦手なら、お湯を85℃〜好みの味になるように試してみるといいかと思います。
逆に酸味が苦手なら温度を上げてみましょう。
⑥淹れ方、ハンドドリップの場合(スピード)
それでは適温のお湯を投入!
基本的には蒸らし30秒+3分前後で抽出量までお湯を注ぐのですが、お湯を注ぐ速度を少し早めるとあっさりしたコーヒーになります。
苦味や重さが苦手な場合、少し早めるのも手です。
ただあまり早すぎると、旨味の抽出が間に合わないうちにお湯が下に落ちていってしまい、薄いコーヒーになってしまいます。
ドリッパーの穴の大きさによっても湯が下に落ちる速度が違いますので、じっくりお湯の流れを見ながら調節しましょう!
まとめ
このように、ポイントを押さえて選択していくことで、グッと自分好みのコーヒーに近づくことができます!
ちなみに私は苦味が苦手だったので、湯が落ちる速度を調整しやすいドリッパー(ハリオを使用しました)で、モカを少し早めに淹れたところ、コーヒーって美味しい!と思えるようになりました。
初心者の方、もしくはまだしっくりくる味に出会えていない方は、これらを参考にぜひチャレンジしてみてください🕊
また、今回は味をどう変化させるかということに焦点を当てご説明しました。
基本的なハンドドリップの仕方は、こちらのブログで説明しておりますので、合わせてチェックしてくださいね!