紅茶を選ぶ際、香りやブランドでセレクトすることが多いと思います。
しかし「鮮度」に注目することも大切だと私は思っています。
古い茶葉は繊細な香りが抜けてしまったり、エグみが出てしまい、特にフレーバーが付いていない繊細な味わいの紅茶では強く影響が強く感じられるからです。
ただ紅茶は、熟していく果実のように、瑞々しさや色味で鮮度を判断できるわけではありません。
では鮮度をどう判断すれば良いのでしょうか?
茶葉の輸入経路をチェックしてみてましょう!
紅茶の産地で有名なのは、インドやスリランカです。
できたての茶葉は、多くの場合主な加工・販売国であるヨーロッパへ輸出され、そこから日本へやってきます。
そして残念ながら他の国を経由するうちに、鮮度はどんどん落ちてしまうことになります。
ということは、産地から日本へ直送されている茶葉は、それだけ鮮度の良い茶葉ということになります。
そういった茶葉を取り扱うブランドや専門店で購入することで、紅茶本来の美味しさを最大限に楽しむことができます。
量販店でも購入できるものでいえば、
紅茶の第一人者である磯淵氏が設立した「ディンブラ」、日本ではまだ知名度は高くありませんが、スリランカ初のブランド「ディルマ」などがあります。
(どちらも明治屋さんで購入したことがありますが、現在のお取り扱い状況は最寄りの販売店さんにご確認頂ければと思います。)
直輸入以外の茶葉はダメなのか?
矛盾するようですが、産地直輸入以外の紅茶が良くないというわけではありません。
ヨーロッパなどにはブレンドの技術が高いブランドもありますし、香り・味の特徴が自分の好みと合うかどうかも大切です。
老舗ブランドの歴史を、学んだり感じたりすることも楽しいです。
ただ、なんとなく有名だからと選ぶのではなく、ぜひどういった茶葉を扱っているブランド・専門店なんだろう?というところにも興味を持ってみてほしいです。
そして美味しさを追求する時には、「鮮度の良さ」という視点でも選んでみてください。
鮮度の良い紅茶は、嫌な渋みがなく、とても香り高く感じると思います。
感動するような紅茶に出会えるかもしれませんよ🕊