【本ページはアフィリエイト広告を掲載しています】
今回は、ハンドドリップでのコーヒーの淹れ方をご紹介します。
コーヒーをハンドドリップで提供してくれるカフェも多くなり、おうちカフェの人気も相まって非常にメジャーな抽出方法になりました。
しかし、なんとなくで淹れると大失敗しやすい淹れ方でもあります。
今回はペーパーフィルターを使用したハンドドリップの基本を、私なりのポイントを交えながらご紹介します。
初心者の方や、なかなか味が決まらない方は、ぜひチェックしてから実践してみてください!
用意するもの
①コーヒー豆
②ミル(挽いたものならミル無しでOK)
②お湯(沸騰したてのもの)
③細口ポット
④ドリッパー
⑤ドリッパーに合うペーパーフィルター
⑥サーバー
⑦タイマー
⑧スケール(無くてもOK)
⑨マドラーもしくはスプーン
①お湯を沸かす
器具を温める必要があるため、抽出量より多めに沸かします。
細口ポットで直接沸かしてもいいですが、
湯温を調整する際、ヤカンで沸かしてから細口ポットに移すことで温度を下げて適温にするという方法もあります。
湯温が変わるとコーヒーの味も変わりますので、慣れてきたらお好みで調節してください。
②豆の場合は、ミルで挽く
お好みにはなりますが、基本的にペーパーフィルターでのハンドドリップは中挽き〜粗挽きがおすすめです。
お店で挽いてもらう場合は、抽出方法を伝えて挽いてもらいましょう。
ただ、粉にすると酸化が進みやすいです。
そのため豆の状態で保存し、ミルで淹れる直前に挽くのがベストです。
☕️コーヒー豆については、こちらで詳しくご紹介しています。
③ペーパーフィルターを折ってセットする
お湯を沸かしている間に、器具をセットしていきましょう。
ドリッパーの形はメーカーによって様々です。
必ず形に合ったフィルターを用意します。
☕️ドリッパーの違いについては、こちらでも紹介しています。
今回はハリオのドリッパーでご紹介していくため、円錐形のフィルターを用意しました。
フィルターの継ぎ目の部分を一度折ることで、ドリッパーにぴったりとフィルターがはまります。
ドリッパーから浮く場合は、大きめに折り込んでみてください。
また、抽出後にペーパーを持ち上げた際、水分を含んだ粉の重みで継ぎ目から破れ、粉の処分が面倒になることもあります。
必ず折っておきましょう。
台形の場合は、底辺と横の2ヶ所を折ってください。
④器具を温める
お湯が沸いたら、コーヒーをなるべく冷まさず風味を保つために、サーバーを温めておきましょう。
その際、フィルターの湯通しを行うとより良いです。
ヤカンで沸かした場合は細口ポットに移し替え、
フィルターの上部から、全体に行き渡るようにお湯をかけます。
そうすることで、紙臭さが軽減されると言われています。
そして湯が落ち、サーバーも温まります。
かけたお湯が下まで落ちたら、お湯は捨てましょう。
写真で使用しているドリッパーは、ハリオV60透過ドリッパー01クリアです!
⑤コーヒーの粉を入れる
ペーパーフィルターの中に、挽いたコーヒーの粉を入れていきます。
ドリッパーに付属のスプーンがある場合、1人分はすり切り一杯が目安です。
一人分のみの場合は、少し多めに入れると美味しく淹れられます。
好みの味を追求したい場合や味を安定させたい場合は、スケールでグラム単位で調整してください。
実験のようで楽しいですよ。
必要な量の粉を入れたら、ドリッパーを優しく揺らして粉を均します。
これはやらなくてもいいことですが、私は真ん中に人差し指でくぼみをつけておきます。
美味しく淹れるための「おまじない」ともいわれていますが、私は効く気がしています(笑)
真ん中に意識を向けると集中してお湯を中心に注ぐことができ、その結果美味しく淹れることができるのかな、と解釈しています。
⑥蒸らす
細口ポットでそのまま沸かした方は、まだお湯が熱々だと思います。
コーヒーの抽出温度は、95度前後ですので、蓋を外して一呼吸置いて少し冷ますと良いです。
温度計があれば、計ると分かりやすいです。
ヤカンから細口ポットに移す場合は、その際に温度が下がり適温に近づきます。
それでは一投目、注いでいきましょう。
粉全体に浸透するぐらいの量のお湯を、「おまじない」で開けた穴から外に向かって
ゆっくり「のの字」を書くように注いでいきます。
そして30秒待ちます。蒸らしの時間です。
鮮度の良い豆だと、写真のようにふっくらドーム状に膨らんでいきます。
この時間でお湯が粉に浸透していき、美味しい成分が出てきます。
蒸らしの時間をしっかりととることが、美味しく淹れるための一番のポイントです。
⑦お湯を注ぐ〜3つのポイント〜
蒸らしが終わったら、約3〜5回に分けてお湯を投入していきます。
その際、ポイントが3つあります。
①ペーパーにお湯をかけない
お湯をペーパーフィルターにかけないように、中心から500円玉ぐらいの範囲を、細いお湯でのの字を書くように注いでいきます。
ヤカンなどから直接注いでもいいですが、この過程が難しいため、やはり細口ポットが便利です。
ペーパーフィルターにお湯をかけてしまうと、コーヒーの粉としっかりと触れずにお湯が下に落ちてしまい、薄い味になってしまいます。
フィルターにかからないよう中心に注げば、必ずコーヒーの層を通って落ちていくため、しっかりと味を抽出できます。
②約3分を目安に
蒸らし終わった後から3〜5回目のお湯を注ぎ終わるまでを、3分前後で行うようにします。
私の場合、蒸らしの時間を含め3分30秒でタイマーをかけ、タイマーとサーバーの目盛りを見ながら調整していきます。
何杯分でも3分前後を目安にするため、杯数によって注ぐスピードを調整します。
また、最初は注ぐ湯量は少なめで、回数を重ねるごとに1回に注ぐ湯量を増やして杯数分まで淹れるのが美味しく淹れるコツです。
③お湯を落とし切らない
お湯を注いでいくと泡のようなものが出てきますが、これが下に落ちると雑味に繋がると言われています。
雑味を落とさないため、お湯を落とし切らないように注意しましょう。
3回に分けてお湯を注ぐとすると、2回お湯が落ちるのを待ちます。
その際は目を離さず、落ち切る前に次を注いでいきましょう。
抽出を終了する際も、分量の目盛りまで落ちたらドリッパーの中に湯を残してドリッパーをサーバーから外してください。
⑧混ぜてからカップへ注ぐ
サーバーにコーヒーが杯数分落ちたら、美味しいコーヒーの完成です!
しかしここですぐにカップに注がず、マドラーやスプーンでゆっくりかき混ぜましょう。
抽出の際、数回に分けてお湯を注いでいきましたが、最初のお湯に成分が濃く抽出され、その後薄くなっていくため、サーバーの上下で濃度が違います。
そのため底の濃い部分を上へ持ち上げるイメージで縦に混ぜ、濃度を均一にしてからカップに移すことで味が均一になります。
まとめ
ペーパーフィルターを使用したハンドドリップの基本をご紹介しました。
コーヒーは、挽き方、お湯の温度や注ぐ量でも味が変わるとても奥深いものです。
この基本をマスターしたら、粉やお湯の量や抽出時間を変更して、タイマーやスケールを利用してデータを取りながら好みの味を探ってみるのも楽しいです。
コーヒーは嗜好品。自分が美味しいと思ったら、それが正解です!
どんどん自分の淹れ方へアレンジしてみてください!
☕️今回使用したドリッパー、ハリオのサイトはこちらです☞【HARIO NETSHOP】
☕️今回使用したサーバーはコーノのものです☟